2010年6月26日土曜日

塩竈神社博物館

 初詣以来、半年ぶりの『塩竈神社博物館』。

 前回は『新春特別展 仙台の刀工安倫』が開催されていたので、正月早々沢山の刀剣を見ることが出来た。しかし、今日は特に特別展が催されているわけではないので、「来国光か雲生が見られればいいや」と期待せずに塩竈神社へ向かう。
 博物館へ入館すると受付に誰も居なかったので、そのうち誰か来るだろうとしばらく入口で待つことにした。何気なくいつも刀剣類が展示されている辺りに目 をやると、通常より広めに展示スペースがとられていることに気付いた。否応にも期待が高まる。暫くすると学芸員が見えられたので、受付を済ませ目当ての コーナーへ真っ先に向かう。見学を始める前に、刀剣類が展示スペースがどれくらいか気になったので、入り口から死角になって見えない奥のスペースを見やる と、そこも殆ど刀剣で占められていた。正月の特別展とほぼ同じ展示面積である。

・太刀 来國光
・刀 (菊紋)一 奉納造鹽竈大明神 神釖一腰 同所住御硑高橋善助磨是 寛文四年七月十日
    (裏)奥州仙臺住田代摂津守藤原永重作 弟子重則重清
・太刀 重勝
・太刀 (菊紋)一 永茂
・太刀 永茂
・太刀 田代秀太郎藤原長俊造之(裏)天保十三年八月日
・刀 仙臺住白龍子永繁(裏)明治元年十二月日
・太刀 藤原國包
・太刀 藤原國包作
・太刀 包吉
・太刀 兼次
・太刀 包蔵
・太刀 國次
・脇指 奉献納寶剣一振 塩竈大明神御廣前(裏)奥刕仙䑓住家定 元禄七年五月廿一日以南蛮鉄鍛之
・剣 奉納寶剣一振 家定 塩竈大明神御廣前(裏)元禄九年二月吉日 仙䑓住福田助左衛門
・太刀 家定
・太刀 家定
・太刀 安倫
・太刀 安倫
・太刀 安倫
・脇指 奉納鹽竈宮大明神御寶前 武江城下之住 山野氏久英
 (裏)本國常陸住人至半佰 肥後守橘吉次作之 於武列江戸鍛冶士精盡
・刀 月山金利

 いつもの入館料200円でこの刀剣数はかなりのお得感がある。大満足である。もしかして前回、学芸員の方に刀剣類のスペースを増やして欲しいと要望したのが聞き届けられたのであろうか。その代わり、急に2~5月の展示内容が気になってしまった…。
 館内で『刀の拵』という企画展の案内が目に入った。場所は『登米市歴史博物館』。拵が中心で刀身は展示されてなさそうだが、面白そうなので明日行ってみようか…?

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