2008年6月14日土曜日

30年ぶりの大地震

  土曜の朝、大きな揺れで目が覚めた。地震である。
 
 
  地震の揺れはさほど怖くないが、本棚が倒れて周りの物に傷を付けたり、本やソフト類が飛び出して壊れるんじゃないかと思い、ベッドから起きた。随分強く長 い揺れだったが、幸い本棚は中の本類は無事だった。机とTVの上に積んでいた物が幾つか落下したが、大したことはなかった。TVを点けてみると、家の辺り は『震度5強』だったいう。それ程の体感ではなかったので意外だった。これも新築の御陰か。有り難い。

 震度5といえば30年前の『宮城沖地震』と同じ大きさだ。あの時の揺れは半端じゃなかった。何分幼児の頃なので記憶違いかも知れないが、家が左右に揺さ ぶられていたように感じられた。前の家は震度3位でも随分揺れていた。当時、私は妹と二階の部屋で昼寝中で、隣の部屋にいた母が急いで助けに来てくれた。 私を起こし、妹を抱きかかえた次の瞬間、タンスが妹の布団に倒れてきたそうだ。母は私と妹を抱えながら玄関へ急いだ。階段を降りる時の母の鬼気迫る感じ と、一階の台所から聞こえる食器の「ガシャガシャ」という音は今でも朧気ながら記憶している。新築の我が家は築2~3年で壁にヒビが入ってしまった。子供 の頃からパテで補修された白い稲妻のような線を見るのが嫌いだった。
 一昨年我が家は立て替えられることになり、新築の家に生まれ変わった。冗談で「ウチが家を建てると2~3年位して地震が来るんじゃないの?」と云っていたが、冗談で済まされないような気がしてきた。

 ニュースを見ていると、震源は岩手の南部で、隣接する宮城の県北も甚大な被害を受けたそうだが、大きな揺れの割に仙台市中心部はマシだったようだ。今回 の『岩手・宮城内陸地震』は警戒されている宮城沖地震とは別物だそうだ。真剣に地震対策をしなければ。しかし、望むような本棚用落下ストッパーが入手出来 ないでいる。
 あと、ライフラインが絶たれる可能性もあるから、それに備えなければならない。特に水は貴重になる。そういえばペット用の砂を使って簡易トイレを作るこ とが出来るそうだ。皿の上にラップを張って使えば、水洗いが不要になるという。そういう知恵も仕入れてもしもの時は工夫せねば。

 最後になりましたが、この度被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。そして物故された方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。